『第10回 町工場見本市2024』大学生が町工場見本市の出展企業を直接取材!
葛飾区堀切『有限会社高田紙器製作所』
創業94年の歴史を誇る髙田紙器製作所さんに取材を伺いました。
同社は「紙と言ったら髙田紙器」というビジョンの下、紙器において信頼を寄せる企業となっています。
工場見学の際、最初に紙を切り取る大量の型をご紹介いただきました。
興味深いことに、このような型はなんと1年で1,200枚も製作されているようです。さらに驚くことに、その3割がリピーターからのオーダーだということです。
工場内には俳優やアーティストの販促品のほか、アニメーションのグッズの型があり、数多くの型が整然と保管されています。これはまさに、髙田紙器さんが築き上げた信頼と実績の証であり、同社の高い技術力とクオリティへの信頼が形で表れています。
工場見学で紹介されたもう一つの機械が、CADで作成された図面をもとに大きな紙を切断することができる「サンプルカッター」です。これは現社長である髙田照和さんが就任した際に最初に導入されたものだそうです。当時、日本に数機しかない中で導入したそうで、この姿勢は同社が技術の最先端をいち早く取り入れる意欲が示されています。
このサンプルカッターは図面通りに正確に大きな紙を切断できるため、製品の生産性と品質を向上させる上で重要な役割を果たしており、この機械を導入することで製作に効率性と即効性が生まれ、多くの注文にも柔軟に対応できるものだと考えられます。
最後に、サンプルカッターよりも大量の紙を切り取ることが可能な「スーパープレス」という機械も見せてもらいました。なんと、この機械は数千枚の紙を切り取ることが可能だそうです。
この機械の導入に際して、社長を含む従業員がトライ&エラーのプロセスを経て使用しているそうです。この試行錯誤を通じ、養生テープに使い方を明確に書き示すことで、スーパープレスを最大限に活用し、大量生産にも対応できるようになっています。
髙田社長はお客さんの依頼に留まらず、週に一度は自らトライ&エラーを行いながら、新製品づくりに挑戦しているとのことです。
その中で紹介していただいたのが、ストーンペーパーを使用したメモスタンドです。この製品はストーンペーパーを使用し、お風呂でも耐水性のあるペンを使えば、メモが記入できるスタンドです。こちらはメモスタンドに耐水性を備えた革新性のある製品です。
このように大変興味深いアイデアはどのようなものから生まれ、どのように作られるのか、その背景を直接社長にお聞きしました。
商品づくりを行う際は楽しみながら作る「あそび心」を持ちながら行っているそうです。町工場という毎日仕事を行っている場を遊びの場として捉え、それを通じて自らも楽しさを感じ、他人にも楽しんでもらえる製品を製作していると語られました。
この「あそび心」の考え方は、取材を通して製品開発の際に新しいアイデアを生み出すための重要な要素となっていることがよくわかりました。髙田紙器では、仕事を義務ではなく、創造する場という新たな考え方から、常に新しい角度から製品を捉え、製作することで、紙器の独自性や魅力が紙製品となって表れています。
「あそび心」を作るアイデアの源泉として、髙田紙器の社長は常に新しい刺激を求め、直接文房具市や展覧会などに足を運んでいます。さらに最新のトレンドを取り入れるために小説やライトノベルといった、製品だけでなく文字を含んだ多岐にわたる情報源からインプットをしているそうです。
このような姿勢から社長は自身の中に留まらず、外部からも新しい視点を取り入れ、面白いアイデアを醸成していると言えます。
今回の町工場見本市では本工場の近隣にある(株)富士産業との共同出展を予定しております。紙器と金属加工のコラボレーションをご期待ください!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
葛飾区柴又7-6-6
[ バラエティ・アウトレットショップ ]
ネット商品がその場で買える! 柴又発の激安店! 毎日変わる品揃え
葛飾区細田4-32-3
[ 日用品雑貨・食品・文房具・衣類品等の販売 ]
(株)産楽はフジサンケイグループの1社です
葛飾区東四つ木2-12-11
[ 精密金属加工(切削・組み立て) ]
ものづくりの魅力!ものづくりの楽しさ!を知ってもらいたい!
葛飾区青戸3-36-1 ユアエルム青戸店
[ すし ]
お持ち帰り専門店 京樽・スシロー リニューアル・オープン!
葛飾区青戸3-36-1 ユアエルム青戸店
[ 紳士服・メンズカジュアル ]
新しい自分を演出する一着を探しに来てください。
葛飾区東金町1-10-14
[ 貴金属・ダイヤ・ブランド品買取/チケット・株主優待券買取販売 ]
金町駅より徒歩1分! テレビ・雑誌等でお馴染みの大黒屋です