『第11回 町工場見本市2025』大学生が町工場見本市の出展企業を直接取材!
葛飾区金町『有限会社エフビジュー』

今回は、1990年からラバーキャスト鋳造を基点とした原型製作、素敵なアクセサリーや雑貨の加工を行う、有限会社エフビジューさんに訪問しお話を伺いました。
本稿では、そんな有限会社エフビジューさんの魅力やこだわりについて、Q&A形式なども織り交ぜながら具体的に紹介いたします♪
今回は、社長のご子息で、事業拡大の立役者でもある古田直也さんに直接お話を伺いました。
A.使っている金属はスズと鉛ですが、スズや鉛単体だけでなく、その合金も取り扱っています。
スズ合金はアクセサリーや服飾の雑貨などに用いられることが多いですね。
鉛は金額がぐっと下がるという特徴があるので、釣り具、とくにルアー内部の重りなどに用いられることが多いです。
A.一つの製品が完成するまでの流れは、大きく分けるとゴムの型を作る、金属を流しこんで成形する、メッキや表面加工等の仕上げを行う、という3つのステップがあります。エフビジューでは、表面処理以外の加工を全て自社で完結させることができる点が強みです!
ここで、3つのステップの詳細について紹介します。
ラバーキャストで製品を作るには、まず原型を作ることから始めます。
原型制作は、以下の流れで行われていました。
3Dキャド、またはスキャナーでデータを制作

↓
3Dプリンターで出力

↓
樹脂の状態で製品にする
【point!】
・3Dスキャナーにより、一見金属での成形が不可能に見える折り鶴なども工夫して製品にすることが可能
・レーザー彫刻機により、オリジナルのロゴを入りの製品も製作可能
・3Dキャドにより、より精密でデータに忠実な製品を実現できる
つづいて、画像の機械を用い、できた型に成形したい金属を遠心力で流し込んでいきます。取材では、その加工の様子を実際に拝見させていただきました。創業から約30年のあいだ、この機械を使い鋳造しつづけているそうです。


実際に金属を流し込むゴム型
【point!】
・ラバーの柔軟性を活かし、奥まった構造でも金属を流し込んで再現できる
・創業からの長年の経験により、(流し方や)金属が入り込みやすい切り口を作り、流し込むことができる
・温度管理など、職人さんの感覚で良品を確かめつつ製造していく
主に、メッキや表面加工の工程を行います。
今回はカラビナにレーザーで「町工場見本市2025」という文字をいれる過程を実演していただきましたが、金属に対して耐久性があるきれいな文字列が、あっという間に焼き起こされたことが驚きでした。

レーザーを当てたカラビナ
【point!】
・主に焼く、金属の表面を削るのでどんなデザインでも耐久性がある
・掘る深さを変化させることで原型に凹凸感をもたせ、ロゴ入りの製品を大量生産できる
・希望の雰囲気に近づけるための様々な加工技術
A.オリジナルの製品の製作も行っています。
コロナ前まではラバーキャストの鋳造で金属の生地を作る工程がメインの仕事だったのですが、コロナの打撃を受け、その前後の仕事である原型製作や彫刻加工を行うようになり、現在はメーカーさんに対しての納品物以外に、一般の方向け、展示会での配布向け製品やサンプルの加工も担うことができています。

完成した香水のアドマイザーやリップケース
A.ゴム型を使うというのが一番のメリットですね。同じ小さなアクセサリーを作るのにも、通常、金型代だけで数十万円という費用がかかります。
しかしラバーキャストのゴムというのは1枚のゴムに入る分だけであれば、料金が変わらないので大幅に型代を削減することができます。
またゴム型は1枚約一万円くらいなので、様々なニーズに現実的な価格で応えることができます。そのうえ、製作スピードも他の製造方法より早いです。
A.企画書が届いてから、原型、型作り、鋳造までのスピード感が段違いに早くなりました。直近の期日までに何百個欲しい、という場合でも早いもので一週間や数日で型を流し切ってしまうことが可能です。
また、自社のみで依頼を完結できるので情報流出の危険がほとんどなくなった点は、リスク管理の面で他社との大きな違いであると思います。
A. メッキは外注作業となります。
弊社の社長が元々メッキ工場に勤めていた経験を活かし、仕上がりを管理し協力工場と連携を取りながら作業を行っています。
メッキ加工の際に、硫化させて全体を黒く染め上げて、バレルの当て方を変化させたりして画像のような味を出した仕上がりにすることができます。
ですから金一色の艶やかなメッキはもちろん、アンティーク調の加工など、濃淡の工夫次第で雰囲気をガラッと変化させることが可能なのです。

参考画像
A.ロゴデザインは、手では精密な再現が難しいことが多いですが、当社では3Dプリンターを導入しているので機械で正確に出力することができます。
データを機械でなぞっていくので、手で加工するよりも時間とコストを節約しつつ想像通りのロゴの仕上がりに持っていくことができます。
創業以降、コロナ前まで培ってきた鋳造の経験からクオリティの高さを追求しつつ、納品までのスパンをぐっと短縮できるという町工場ならではのフットワークの軽さと技術力の両立がとても印象的でした。
加えて、表面加工の種類もとても豊富だったので、アクセサリーが大好きな私は思わず自分好みの雑貨を作ってみたくなりました!
また、たくさんのお気遣いや記念品もいただき、取材を充実したものとして終えることができました。
多大なお力添えをいただいた古田さんをはじめ、ご協力いただいたすべての方々に感謝の辞を申し上げ、この記事の結びとします。
東洋大学 2年 白鳥 麗奈
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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