『第11回 町工場見本市2025』大学生が町工場見本市の出展企業を直接取材!
葛飾区西新小岩『株式会社カツシカ』

今回は、長年化粧品容器・口紅容器の製造を行い、現在国内でも有数の市場シェア率を誇る株式会社カツシカでお話を伺いました。
本稿では創業から約84年にわたり培ってきたこだわりの製品とその魅力について、興味をもっていただけるよう写真を交えながらポイントごとに紹介いたします!
はじめに、当インタビューは、東京都葛飾区にある株式会社カツシカの本社工場にて、実際にお話しいただいた加門哲也さん、平野達也さん、中山結花さんをはじめとする従業員の方々の協力を得て行いました。
突然の訪問にもかかわらずたくさんのご準備と配慮をいただき、製造過程も拝見することができました。
冒頭ではありますが、皆様に感謝申し上げます。
ではまず、ざっくりと株式会社カツシカの概要について説明します。
株式会社カツシカでは、1949年の創業から現在まで、化粧品容器・口紅容器の生産を行っています。
写真からもわかるように、口紅用の容器については様々な色・形・デザインに対応するための見本や規格製品を取り揃えており、その生産が主力事業です。自社で商品設計から出荷のすべての工程を行うことが可能な内製化の機能を有しているので、コストを削減しつつ規格製品のほかにも、個性豊かなデザインを多数作成されていました。
その種類の多さは圧巻で、棚には私が日頃使用しているようなお手頃価格のリップから有名ブランドのリップまで、ズラッと容器が陳列されていました。
化粧品を使う方はとくに、見るだけできっとワクワク心が躍ると思います!
ぜひカツシカの公式HPで紹介されている、製品事例をご覧になってみてください♪

豊富な色見本と規格製品の取り揃え
今回株式会社カツシカ(以下カツシカ)を訪問して、一番印象的だったのは本社を含む規模の大きさです。
本社の外観からは想像もつかないような生産設備が各作業場に設置されており、深絞りのような、本社のメインとなる工程(プレス成形の工程)では数十台、数十人規模で生産が行われていました。
参考画像は工場内の一部を撮影させていただいたものですが、ほんの少し見ただけでもその効率化された生産能力の片鱗と規模感を体感していただけると思います。

参考画像
前述したように、カツシカの大きな強みの一つは、自社グループで製品の制作を完結することができる、一貫生産という特徴です。
口紅容器と耳にしたとき、その生産過程にはどのようなものがあると思いますか?
一見するとリップケースはシンプルな細長い円柱型の金属容器なので、読者の皆様が想像される工程はそれほど多くないと思います。しかしながら、実際は製作したい製品のヒアリングから納品まで大きく分けても、ヒアリング→商品設計→金型作製→生産設備作製→材料→プレス加工等→表面処理→組立→検査→出荷という多くの工程が存在するのです!
加えて、ここで驚きなのが、実はリップケースは細かく分解すると参考画像のように数十個ものパーツに分けることができるということです。

容器の構成部品の数
多くの工程を行うなかでこれらのパーツの組み合わせを試行錯誤しつつ、できるだけお客様の要望に沿った製品を作るために様々な加工がおこなわれています。
たとえばプレス加工の工程では、円筒形、角形、更には太さ違いなど、それぞれの形状によって加工数が違っており、1つの形状を製造するのにも複数のプレス工程を経ています。
今回部品の多さや複雑さを目の当たりにしたからこそ、安定したスパンでこの工程数をこなし納品してきたという実績は、まさに目から鱗でした。
工場を一通り見学していて気が付いたのが、どの作業・工程をとっても「完全自動化」というのはほとんど存在しないということです。
原材料が安価ではないため、少しの成形の歪みが大きな損失につながってしまうことも理由のひとつですが、基本的に各従業員の方々が機械の傍で責任をもって製品を確かめ、作業を進めていくことで効率的でありながらも、確実な生産プロセスが構築されていました。
しかし中には、画像のような金型の原型製作など、人の手によって行われている作業も数多くありました。
人の手によるからこそ作業場で一番ベテランの方が取り組んでおり、まさに職人技に近いものを感じます。

金型となる金属を流し込んでいる様子

完成した金型の原型
また、特にカツシカが得意としているのが、画像のような機械で行われる深絞り加工や、インパクト成形です。
アルミの板材を金型で圧を加えて成形したり、スラグと呼ばれるアルミの固形材料にパンチで衝撃(インパクト)を加えて加工したりする過程です。
二枚目の画像では、見覚えのあるリップケースのキャップの形に成形されていることが見て取れると思いますが、このように厚さを一定に成形するためには、実は高度なプレスと金型製造の技術が必要です。
一見単純な機械による押し出しのように見えますが、カツシカが蓄積した特殊加工能力がぎゅっと詰まった一工程だと感じました。

深絞り加工の様子

加工されたリップケース
ポイント2で、本社ではヒアリングからプレス加工までを行っているということを前述しましたが、これ以降の工程については、日本国内にある各拠点が請負っています。
・色付けや表面処理→日興化工株式会社(埼玉県八潮市)
・組み立て・品質保証検査→株式会社メルテック(千葉県船橋市)という具合です。
とくに千葉県船橋市にある株式会社メルテックでは、国内に限らず、これから紹介する海外拠点の品質保証検査も担っています。
当該拠点が一括してこの機能を担うことで、すべての出荷される製品のクオリティ・品質を一定に保持することができており、海外でも信頼される”カツシカ”を創り上げるための中核となった重要拠点であると言えるでしょう。
また、海外拠点に関しては、以下の3つが存在します。
・カツシカタイランド(タイ・バンコク)
・杭州葛飾化粧包材有限公司(中国・杭州)
・タイ・フーバー・インダストリー・カンパニー・リミテッド(タイ・バンコク)
どの海外拠点も、国内拠点と比較すると圧倒的に広い敷地面積を有しており、1箇所で全ての工程を完結させることができるのが大きな特徴です。
最後に、加門さん達のお話の中でとくに魅力的だった部分を、Q&A形式で紹介します。
A.やはりコロナ禍では、どうしても仕事量が大きく減少してしまっていました。でもそのなかでも諦めず、すべてアルミでできた容器や分別ができる容器など新しい開発品に目を向けていたことで、コロナが明けてきてリップ市場の回復力が急上昇した今、エコの観点からお声がけをいただくことが増えました。
また、需要が減少したとはいえ、安定した取引先が多かったことでホリデーシーズンの限定商品など、出荷が安定する時期も度々ありました。
A.やはり規格製品の多さが弊社の強みであると思います。金型を用いて製造する化粧品容器は、製造コストがとても高い傾向にあります。口紅の容器1つを取っても、丸形と角形、金属とプラスチック、のように材質や形で大きく単価が異なるので、オーダーメイドとなると手が届かないような価格になってしまうことも考えられます。
しかしながら、規格品があることで設計や生産設備の手配の工程がなくなり、製造や見積もりをとる時間ができるので、納期やコストを抑えることができます。カツシカではそのバリエーションを増やすことで「個人ブランドなので製品単価を抑えたい」という方など多くのニーズに対応しています。
数々の製造業や中小企業がある葛飾区ですが、今回訪問した株式会社カツシカは名前に相応しく、コロナ禍に負けずに規模を拡大しながらトップランナーとして先頭を走り続けていました。
みなさんが普段何気なく手に取っている化粧品も、カツシカさんのこだわりが詰まった一品かもしれません♪
これを機に少しでも興味を持っていただき、HPを覗いてみていただけるととても嬉しいです!
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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