【潜入!】『まいぷれ葛飾』編集部が行く!
2021年10月16日(土)奥戸天祖神社

奥戸の天祖神社では現在10月第3土曜日に迫力満点の『大しめ縄神事』と呼ばれる民俗行事が行われています!
大しめ縄神事は、天祖神社の祭礼の前日に、神社の鳥居に架かっているしめ縄を掛け替えるもので、このしめ縄は約5mに及ぶ大きなもので、天祖神社の崇敬会の人たちを中心に一日がかりで新しいしめ縄を作ります。(関係者の方は「しめより」と呼んでいます)
■奥戸天祖神社


◆葛飾区の無形民俗文化財
『大しめ縄神事』行事の概要
(1) 行事の概要
奥戸は昭和40年代まで水田が多い農村地域で、大しめ縄を作る材料は、かつては天祖神社の氏子たちがそれぞれ自分の家で収穫した新しい稲の藁(わら)を10束ほど持ち寄って作ることになっていた。奥戸から田んぼがなくなった現在は、祭りの時までに千葉県などの農家から藁を譲り受けている。かつては、稲刈りは鎌を使って手作業で行われていたため、藁を集めることは容易だったが、コンバインで瞬時に籾(もみ)にしてしまう現在はどこの農村でも稲の藁を集めるのはたいへん難しい仕事である。
大しめ縄を作り当日の朝、天祖神社の崇敬会の人たちの手によって集められた藁をすぐる作業がまず始められる。わらすぐりは、わらのくずを取り除いて縄などに加工しやすくする作業である。
6m20cmに及ぶ大きなしめ縄は竹を芯にして、藁の束を括り付けるようにして作りあげる。そのため小さな藁束と藁縄を午前中にたくさん作り上げていく。年配者の多くはかつて藁仕事をしていた経験があり縄を綯うことはお手のものという人たちが健在である。
ついで括り付けた藁の小束を3つにわけ、縄を綯(な)うのと同じように縒(よ)りあげていく。これは力のいる仕事で男たちが大勢で行う。頭を瘤状(こぶじょう)にして、反対側はきれいに切りそろえてしめ縄らしくしていくが、真ん中付近を膨らませて作ることが昔からの習わしである。
昼過ぎにかけて、新しい大しめ縄が作り上げられる。境内を掃除し、新しいしめ縄を前にして集まった人たちは車座(くるまざ)になって手作りのごちそうに下鼓(したづつみ)を打つ。
日の暮れた夕方、この大しめ縄を担ぎ神社の周囲を一周した後いよいよ鳥居に大しめ縄が掛けられる。お囃子(はやし)が演奏され、手慣れた人たちによって高々と鳥居に掛けられたしめ縄はこれから一年、天祖神社の境内にあって、奥戸の町を守っていくのである。
※葛飾区史HP「天祖神社の大しめ縄神事(葛飾飾区登録無形民俗文化財)」より
https://www.city.katsushika.lg.jp/history/history/hosoku_4.html













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