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『第10回 町工場見本市2024』大学生が町工場見本市の出展企業を直接取材!

環境問題への熱い想いに突き動かされるプラスチック会社のこだわりの自社製品とは!?

葛飾区西新小岩『株式会社ミヨシ』

「ゴミからエネルギーを生み出し、有効活用するのは難しい」。大学時代からの夢に限界を感じた株式会社ミヨシ 代表取締役 杉山さんが次に目標としたのは、「ゴミを減らす」捨てられないものづくりでした。

株式会社ミヨシってどんな会社?

株式会社ミヨシは、金型の製作と、その金型を使ったプラスチック製品の製作を行っている企業です。

金型の製作とプラスチック製品の製作といってもピンとこない方もいるかもしれません。身近なもので言うと、例えば、ペットボトルのキャップも金型を利用して作られているプラスチック製品の1つです。キャップを型取った金型に樹脂を流し込むことで、キャップの大量生産を実現しています。

 

ミヨシさんの理念は、「捨てられないものづくり」「人の役に立つものづくり」。冒頭の杉山さんの思いから、ミヨシさんでは、捨てられないために付加価値の高い商品の開発も行っています。

△ 金型とその金型から作られるプラスチック製品のイメージ

金型やプラスチック製品ができるまで

PCソフトで金型の形をつくり、その通りに金属を削るようプログラミングで機械を制御し、金型を製作します。

△ 機械で金属を削り、金型を製作している様子

そして、その金型に樹脂のチップを溶かして流し込み、プラスチック製品を作ります。

△ 樹脂を溶かして金型に流し込む機械

人の目で検品し、やすりで整えてプラスチック製品の完成です。

希少価値の高いミヨシさんのものづくり

金型を使ってプラスチック製品を生産する場合、大量生産が一般的ですが、ミヨシさんでは、100個~1,000個の小ロット量産をメインで行っています。これは、ミヨシさんが試作や評価試験のための製作に対応しているためです。何度も作り直して製品の完成に近づけていく場合、大量生産では無駄に生産することになってしまいますが、この小ロットの生産に対応している企業は少なく、ミヨシさんの強みとなっています。

こだわり抜かれた自社商品

プラスチック製品の環境への負担が問題視される時代。そこで、石油由来のプラスチックから植物由来のプラスチックへのシフトが求められていますが、ミヨシさんはそれに先立って、植物由来のプラスチックを利用した自社製品の開発を積極的に行っています。

また、「ゴミを減らす」を軸に、自社製品開発のモットーは「本当に必要なもの」を作ることとし、気に入って長く使ってもらえる製品製作のため、デザインや素材にこだわったものづくりをしています。

そんなこだわりにこだわり抜いて作られた製品の一部を紹介します。

△ R(

角の丸み)やC(角の面取り)の見本となるサンプル

△ 最初に作った見本

元々はシンプルなデザインのサンプルを製作していました。しかし、あまりにシンプルすぎる形からか、デザイナーに大切に扱ってもらえず、失くしたという声が多く届いていたそう。

そこで、チョコ板を模った形に作り直し、こだわり抜いたデザインのパッケージに変更してからは、デザイナーの心をくすぐるその見た目から大事に扱ってもらえるようになり、見事捨てられないものづくりを達成しました。

△ ペンスタンドにもなるペンケース

厳選のお気に入りペンや万年筆を立てて、眺めることもできるつくりになっており、また、蓋側の上部が細かな突起のあるデザインになっています。これは浮造りを模しており、使うほどに凸部分が摩擦でテカテカになるように計算されていて、ペンケース自体の仕組みだけでなく、経年変化も楽しめる工夫が施されています。お気に入りの文房具とセットで長く大切に使いたくなる製品です。

△ 動物の形のカラフルなクリップ「ミニアニマルクリップ」

こちらは入社2年目の女性社員、鍋島さんがデザインから金型の設計・製作までを担当された商品です。クリップのモデルとなった動物たちはいずれも環境問題に関わる動物たちで、可愛いデザインで付加価値をつけるだけでなく、クリップを通して環境問題への意識を持つきっかけを与える製品となっています。

環境への熱き想い

代表取締役の杉山さんは、大学生の頃の授業をきっかけに環境問題に強い関心を抱き、今も変わらぬ環境問題を解決したいという思いがミヨシさんのものづくりの土台となっています。

現在の日本では、ゴミを燃やす文化が根付いており、燃やす際に多量の燃料が利用されることや再利用される割合が少ないことが問題視されています。ゴミを燃やす文化が簡単に変えられるものではないことから、かつてはそのエネルギーを有効活用する方法の模索に翻弄した杉山さんでしたが、限界を感じ、現在ではものづくりの現場で、いかにゴミにならない製品を作るかに取り組んでおられるそう。

はじめは、どうしてもゴミが生まれてしまうものづくりの仕事に葛藤もあったとのことでしたが、心に響くデザインや使い手を思いやったアイデアで製品の付加価値を高めることにゴミを減らすものづくりの糸口を見出し、環境にやさしいプラスチック製品づくりに励んでいらっしゃいます。

 

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!

 

#町工場見本市 #プラスチック製品 #環境問題 #ミヨシ株式会社

(取材 M.F)

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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